日々の様式/梅昆布茶
 
アイスランドの国民的グループを聴いている
宗教音楽にも似た轟音にも似た雨の雫のような

ときおり雷鳴のように存在を粉砕しにやってくる
ミュージシャンたち

原型はうしなわれても様式は変化しつつうけつがれる
ちいさな宇宙がつぎつぎとうまれてそれぞれの世界を生きて行く

ジミ・ヘンドリックス製アメリカ国歌
ワーグナーやキース・ジャレット

リルケやシュトルム
親友だとおもっていたTESIや純くん

感情でうけとめたものをそのままで外に出さない事になれてしまった
疎ましくもないがひとから愛される要件でもないようだ

ドミノ倒しで押してくる毎日にちょっと息をつく
コマ送りで生きたくはほんとうはないのだが

でも毎日をそうさせているのは
自分自身

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