湿度詩/朝焼彩茜色
 



何となくというセリフなんか吐くな
きちんと表現したまえ

されど私は優しいからそれを吐息と
あえて描いてきたんだろうと思う

書き込んで書き込んで
描き回るあなたの専攻のない自在型
長く在住している 詩の世界

栞など挟んでなんかいられない

テクニックなんて後から駆けてくる
技とセンスも知らず知らずに愛されてくる
もって生まれたものではなくても
あなたが叫べば 似合った奴が憑いてくる

書き込んで書き込んで
描き回って永遠に過程だと果ての頂を余裕を抱いて抱く

勉強不足も呼吸をしている 可愛いながらの無智も残し
あえての素人を素人なりに演出す
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