さそり座と蠍のことども/Giton
 
、閨(ねや)の天幕でチンギス汗を刺して重傷を負わせ、自身はハラムレン河(ロシアではアムール川と呼ばれ、中国では黒竜江と呼ばれる大河)に身を投げて死んだと言います。

チンギス・ハンは、中国征服戦の途上で死亡したのですが、死因は歴史上の謎なのです。伝説によると、それは さそり妃に刺された傷がもとで死んだのだと言います。案外、この伝説は史実なのかもしれません。。。

※ 『蒙古源流』は、チンギス・ハンの子孫サガン・セチェン・ホンタイジが1662年に著したモンゴルの年代記。


日本の作家で さそり座を扱った例としては、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が有名です:

「むかしのバルドラ
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