空の果て/床
ことん こと ことこと
ぱち かたんたん たん
泪 で濡れなさいといったから
雨 に打たれてみた ざあざあ
染み が 広がってく
刻んで刻んで食べる作業を繰り返した 私 は
顔 のあざ を隠すために殴ってみた
色が おかしいからさ
あなたに触れるためのひとつの条件
空の果ての
小さい 石が中にいる
石が動くから滲み 出した液体に
泪を想像してしまった
こぼれるなら拭えと
しまいました。
この石のために 生きてみる
ことはできないかと。
飲みなさい飲みなさい
おぼれるまで
深いから 触る深く不覚と
こぼれてしまえ
きり きりきり ことこと
静寂が
ああ
世界を保たせるなら
戻る 編 削 Point(3)