空の果て/
 




ことん こと   ことこと
ぱち かたんたん たん
泪  で濡れなさいといったから
雨 に打たれてみた ざあざあ
  染み が 広がってく


刻んで刻んで食べる作業を繰り返した 私 は
顔  のあざ を隠すために殴ってみた

色が おかしいからさ
あなたに触れるためのひとつの条件

空の果ての
小さい 石が中にいる

石が動くから滲み 出した液体に
泪を想像してしまった
こぼれるなら拭えと
しまいました。
この石のために 生きてみる
ことはできないかと。


飲みなさい飲みなさい
おぼれるまで
深いから 触る深く不覚と
こぼれてしまえ
 
きり きりきり   ことこと
  静寂が

ああ
世界を保たせるなら

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