街角の邂逅/
浩一
おどろいた
あなたのそばを
時間が通り過ぎてゆく
たじろいだ
ぼくのそばを
群集が通り過ぎてゆく
頭上にひろがる
無限の青空
足元にひろがる
永遠の地面よ
(ちろりちろり
苦い過去がよみがえる)
そして
そうして
みひらいた
あなたの瞳に
寝ぼけたぼくの顔が映っていた
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