架橋の踊場/朝焼彩茜色
 
ドラムンベース 片耳で聴く
日常の心地よい雑音をもう片方の耳で聴く

私は両利きでバイリンガル
ドラムを叩きながら指揮をとる

 芸術に殺されない半端な安全圏
 一人旋風を創り満足して死ぬ
 勿論寿命いっぱい

 血の騒ぎ過ぎを卒業して青い血液を探す
 抑えられる程の狂気とは名付けられないセンス

 おいでと呼べば常識

 私の魂の縄張りは常識
 感覚をも葬る常識

 闇雲に探求しない賢い 感謝から頂いた優れもの
 知りえないものは 潔く諦める 命と引き換えには出来ない

 もっと楽しみたい

 愉しみの上に楽しみがある

 程よい力抜き加減 両利きのバランス

ドラムを叩きながら座禅をくむ
日常の雑音とは戦わない余裕
シャクシャクと音がする
勿論片耳で聴く
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