現場のへその緒(1)/Giton
 
1 事実の記録は、詩たりうるのか?

現代詩フォーラムのみなさま、こんばんは。

詩を読むために、詩をよりよく理解するために現地調査をするなんて、伊達酔狂に思われるでしょうねw 酔狂て言えば、いま私は酔っておりますが…

純然たる写生で詩を書くことに対しては批判があります。プルースト「サントブーヴに反駁する」を参照するまでもなく。
しかし、そうやって、歩行しながらであれ、とどまって眺めつつであれ、そのような特異な方法で書かれてしまい、しかも高い評価が確定した詩が存在してしまったら、それを理解するために現地調査が有効な手段となることは、否定できないのではないでしょうか。
もちろん、そ
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