詩のしくみについて/たま
ます。それはひとと猫の能力に差があったとしても、前述したように基礎的な部分ではおなじです。猫が詩を書いたとしても十分ありえることです。問題は能力というものは脳みそのなかにあるものではなくて、脳みその外にかたちづくられるということです。算数とおなじしくみです。脳みそは至極簡単な計算しかできない、ややこしいものは外付けハードディスクでやります。あ、外付けなんて古いなぁ。
話しを戻します。ですから、詩を書くしくみは脳みそのなかにはないということです。数学ですら情緒で解けといった数学者がいます。ましてや詩歌です。考えてみてください。スパコンが短歌を書けるでしょうか。書けません。となると、わたしたち詩人の
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