目的についての考察/小川麻由美
 
るを得ません
誰しも肩を叩かれる日が来ることを
知っています

次の瞬間かも知れないし
何十年も先かもしれません
自ら歩みを止める者もいます

それこそ様々な歩みがあり
ひきたてのカルダモンの実の香りを
嗅いでしまったような
目眩を覚えます

目的を探しながら螺旋階段を登る
そんな歩みが私には合っている
ような気がします

無理せず一歩一歩 階段から
落ちないように そんな歩みを
私はこれからも続けて行くでしょう
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