虚像/凍月
 

窓に映った

もう一人の自分が

笑った

そうか

僕は笑ったのか

いや

違うのかもしれない

あっちの

消えかけそうな僕こそ

本当の僕で

今こんなことを

考えている僕は

ただの虚像なのかも

しれない



戻る   Point(1)