時間と光/クローバー
 
太陽光からLEDにかわる間に抜け落ちた光が
泣きながら空に帰っていく
そのスピードでも明るさでもない
揺らぎが無くなってしまった光は
言葉を失った人のように
必要とか効率とかに則っていれば生きられてしまう
そしてまた
新たな時間がめくられる
柔らかな熱量が剥き出しになる
ぺらりとめくれた昨日を胸に住まわせて
今日は途方に暮れてみる。


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