灰色と銀色の梅雨/
朝焼彩茜色
梅雨を仰ぐひととき 燦をご褒美に置いておく
今は灰色が銀色と柔らかな同盟を結ぶ 梅雨が前髪に透明な雫を創る
弾き出す紫陽花の衣に 新鮮な時代を吸い込むように 前を向く
天然に無意識に私の魂は生き生きしている
感謝を沢山見つけて配ってゆく 灰色と銀色の陰に燦を繋いで
煌めきが凛と意識した呼吸で揺らめく放つ扉は より未想像を開花させる
梅雨が仕上げる華のように 燦が着いてくる
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