無名の作家へのJKからのファンメール/yamadahifumi
 
小説投稿サイトをチェックするんです。宿題が終わったらね。で、その時に、偶然あなたの作品を見つけたんです。私は最初の一行目から、あなたが私のもの、いいえ、私がもうまるごとあなたのものなんだって事、わかってしまいました。女というのはなんなんですかね。山田さん、どう思いますか?。あなたはあんな素晴らしいものを書く腕があるんだから、そういう事も分かっているんでしょう?。女というのは自分というものを誰か他人にまるごと預けたいという、そういう気持ちがあるのかしら?。どうですか、山田さん。そういう気持ちはありますか?。あなたにも?。私ね、あの時、あなたの作品に、いいえあんな、私の気持ちをそのまま描いてくれた作品
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