こんぺいとう/りゅうのあくび
 
光が少ししか
届かずに
かすかに耀く
とても小さな
砂漠だけの星へと
旅行をする
少女を描く
ある絵本を作ろうとする
少年がいるのでした

はるか彼方の銀河への旅を
描いた絵本を
読んでいる少女の
夢を見た
ある少年は
たったひと粒の
星のようなお菓子を
作ろうとしていたのでした

ある日に夢の中で
絵本を読んでいた
そっくりな少女と
出合うことができました

少年は
星のような
お菓子を作って
その少女に
贈るのでした

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