アンチ礼賛/yamadahifumi
はいろいろとひどい事を言ったかもしれませんが、それは全てあなたの事を思っての事です。老婆心からです。それでは、あなたがいつか立派な作家になる事を心から願っています。それでは、あなたの事を新聞紙面で見かけるその日まで。五月十八日。手羽先。』
僕はこの長文のメールを、目を点にして最初から最後まで読んだ。そして読み終えると、僕は再び最初に戻ってまたそれを読み出した。僕は計三度このメールを読んだ。そして、次のような返信をした。
『長文の感想メールありがとうございました。手羽先さんの言葉は一つ一つ、心に染み入るものでした。手羽先さんの言っている事は全く正しいし、僕もそう思います。でも、人
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