2009/ゴースト(無月野青馬)
 
2009は
僕にとって
特別な意味を持つ数字だ
2009年
僕は
活動を始めた
産まれたての子牛のように
膜を破りながら
2009年
君もそこにいた
君もそこにいたのに
僕には見えなかった
君の活動が見えなかった
僕は僕なりに
(偏っていたのかも知れないけれど)栄養を摂取して
だんだんと成長していった
だんだんと成長していったんだ
視界も拡がって
耳もソナーになった
RiRiRiと鳴る
未生の声も聞き取れたんだ
洞察も少しずつ出来るようになって
あの謎の、ピラミッド型の、建造物の中身を推理したりした
君と話すことは
僕の推理を助けた
君は優れた先達
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