果てしなき鼓動/ハァモニィベル
 


力強く脈打つ無限に巨大な響きが
魂鐘(たまがね)をひとつ撞くたびに
ひとつの詩を生み零(こぼ)す


この激しい切なさを抱えたまま、

この凝固せぬ哀しみを熱く迸らせたまま、、

喘ぎ、 咽びながら、

    ・・・僕は瞑目つくのか

魂の産声を 何度も何度も、

内へ内へと叫びながら、

   ・・・僕は瞑目つくのか


 ――詩が


詩が、僕を生かしているのに
詩が、僕を生かしているのに
詩が、僕を生かしているのに

・・・・・・・・

誰も読まぬ

この詩が

僕を生かしているのに・・・




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