はゆらのみくす/日雇いくん◆hiyatQ6h0c
だって」
「ふうん」
親がいないのは残念だったけど、妹二人にあらためて紹介してもらったその人は、おじさんよりかーちゃんに似てて、紅顔の美少年とゆわれた(一回だけ)おじさんにはかなわないと思うけど、まあまあいい男だったあ。
「はじめまして、Hです」
そっから積もる話いろいろして、なんでもうちがびんぼったれすぎたからどっかに預けられてて、そっからかーちゃんがポンポン子供生むもんだから、その預けられたとこの養子になって子供のころから東京に住んでるんだっていう話だった。
まあそっからその辺の店でビール飲んだり餃子食ったりしながらいろいろ話して、あっというまに時間が過ぎてったあよ。
そん
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