抱負/蒲生万寿
 
沢山の食べ物を食べることなく
少しばかりの暑い寒いを我慢し
便利さばかりを求めるのではなく
静かに過ごすことを良しとし
他人を認め「あの人も私だ」と思い、理解すれば
患いは少しづつなくなるだろう


あなたはあなたではなく
私は私ではない
大して自己主張することもない
誰もが一つの愛という点に帰結するばかり


目を明けていれば、楽しみは溢れ返る
その身上に
その内心に
そして、そこから離れたどこでもないところで
花が咲くように
誰もが喜ばしい
戻る   Point(2)