日常に生きる少女/北橋勇輝
 
あとどれくらいで
思い出の場所に辿り着くことが出来るの?
君の歩幅にばれないように合わせる

今も彼女はこの街で生きている
僕と同じ毎日を過ごしている

卒業した小学校
深夜になって大侵入
置き忘れられた思い出を掬い取りたいの

君と同じ街に住んでるのに
ばったり会わないのがまるで不思議だ

今も彼女はこの街で悲しみとか喜びを感じながら
しっかり生きているんだろう
それでも彼女は頑張って前を向いて前進する
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