「詩」 /
服部 剛
「詩」は「言葉の寺」と書くので
玄関の戸を開いた
小さい「口」に
一度、私は入ります――
ふたたび娑婆(しゃば)に出る時は
世界の総てが
「言葉の寺」の中に在るような
新たな目が、開かれます
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