朝のキャンバス/
ヒヤシンス
私が敬い、畏れ、感嘆すべき奇跡の人は、決して己の理を踏み外さない。
驚くべき才の目で己の世界と外界とを融合させる。
知らずして私はあなたの手紙からそういう人やその他の物からそれを得ているのか。
迷うことは無い。晴れ渡った朝こそその感知の時ではないか。
冷たく清い朝の風に、我がキャンバスの黄ばみは取れて、次に描かれるべきを待つ。
私は過去の上に描く。我が心の感知した全ての肯定的感情、思想を。
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