【レビュー】雲雀料理11号の感想 1/4/mizu K
 
うに、私たちは死におびえながらも、〈わからない、〉という読点による思考の継続によって踏みとどまり、窓辺から〈月の出を待〉ち、それからその窓辺を(離れ〉、カーテンを引き、明日のための準備をし、羽毛につつまれ、ねむりに落ちる。



■ 原口昇平さん『(詩句の終わりにようやく)』http://hibariryouri.web.fc2.com/11/haraguchi1.htm

詩の「タイトル」というものは、読者にとって、読もうとする作品を知るためのもっとも重要な手がかりのひとつになるだろう。ところが、作品によっては詩の1行目がそのままタイトルになることがままある。あるいは無題。それには、
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