炎症/etc, etc.../由比良 倖
 


例えば心を始末する。嫌なニュースが多い。私は後先考えずに、怯えながら一番身近に不可解な音楽を聴く。心を暗闇にする。過去へのエクスキューズ・・言い訳? はしない。外に出て、愛する世界を身体に浴びる。私は、笑うことが出来ない。

不幸は多分、何らかの力にはなるのだろう。安全な布石を打ちながら、毀れないように血の池を作る。僕の溜まらなく嫌なところは矛盾と同居出来ないところだ。

いつまでもいつまでも眠っていたいという欲求はあるのだが、書くことはたまらない魅惑なので、起き上がらざるを得ない。遊ぶにも何にしても強い衝動性が必要なのだ。昨日の僕はもうどこにもいない。夜になって生きたいと思っても、
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