炎症/etc, etc.../由比良 倖
 
も、朝には死にたく、しかしそれを実行するほどの元気は無いのだ。

私はただ今私が出来ることに集中するしかない。死ぬときは、激しく、速やかに死ぬことを所望する。生きているのか死んでいるのか分からないくらいなら。 私に、人格攻撃なんて出来るのだろうか? 何も見えていない私に。 何も見えないのは私がただ疑い深いからだ。見えた傍から、彼/彼女を打ち消しているからだ。 私ひとりが不幸ならまだ構わない。

頭が痛い。風が冷たい。近くの池に出かける。緑が目にぼんやりと滲む。草が尖って、頭がひりひりする。外では私は生きられないのだ。演繹的に私は部屋に棲み着いている。寒い。体は重い。空気は乾いている。ある程
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