卒業と結末/
北橋勇輝
私はあなたの全てを
結局、知ることができなかった
夕暮れ六時 味わい深い 君と過ごす放課後
雨が単調な音で地面に次々、降ってくる
次に会うのはいつなんだろう
ぼんやり考えてみる
人はみな結末が用意されている
中身は自分で決めるだけ
後悔の連続だけど私
諦めないわ
手の甲で涙ぬぐう
私と同じペースで
年を取っていく同級生
その年のあなたを見れないことが悲しい
学生時代のエピソードで
夢から覚めた私
つまりそれは印象深く残ってる思い出なのね
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