魂/
そらの珊瑚
魂を語り合いましょうと
いいながら
詩人は逝ったのでした
今朝
わたしはみつけた
ゴミステーションの柵に
いくつも並んだ雫
それは
ぶらさがって
落ちまいと揺れていた
冬の夜が
昨晩産んだ
魂のひとつを
のぞきこめば
極小の
わたしの顔がそこにある
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