小さな天色/
朝焼彩茜色
優しさだけの 生まれもの 頂きもの
それだけでいい
忘れてあげるという上からの目線も忘れて
眺めている 瞳任せの 涙の幕は天色
肌をすり抜ける 天色 人生を泳ぐ波の皺 十二単で今世
崩される事のない重ね合い 密着から空気が泳いでゆく 天色へ
優しさだけの 息 大地をくるむ 天色の君の心
それだけでいい
つまらない表情は忘れてあげるという上から目線も屠り
眺めている 生き任せの 魂の衣は天色
君の心は天色
光がある天色
戻る
編
削
Point
(8)