位相/subaru★
 
麗しい時間が
高速のように
過ぎ去るのは
なぜだろう

新雪を踏む
この一時の喜びも
同じ気持ちなのだろうか

淡い月夜の匂いも
沸騰したての湯気も
机上での思わぬ発想力も

僕らは他愛のない事が
比べものにならないくらい
好きだと感じ始め
それが麗しいと気づいた

僕らは 少しだけ安心して
時空に凭れながら
そして眠りについた

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