加筆修正/
ニワコ
繰り返し紡ぐ言葉に
記憶と事実に織り込まれる相違がある
確かめる術さえ失った我々は
無力に拳を握る
行く末も知れず
淡々と歩いているつもりにある自身
所謂想像の端くれ
自身の内にある理想像を具現化している
その事実が相違の原点である
見得ざる者は事実を知りうる事さえ
無に在るのだ
我々が知りうる自身は
最初から無かったという事であり
織り込まれた相違を
都合のつく解釈で埋める
連なる矛盾
肯定は力任せに過ぎない
否定の肯定
言い換えれば加筆修正
戻る
編
削
Point
(0)