僕らが千年経っても/中山 マキ
 






夢中になるのも
手放すのも
いつもいつの間にか

だからこの場所にいることに
必然や偶然を思わせる理由はなく
1年後もあなたとわたしは
わざわざ確認せずとも
きっと一緒にいるのだ

どんな未来も見えないけれど
僕らが千年経っても
今この時が幸せだという事実に
嘘偽りはないから
会いたい時は、会おう





戻る   Point(3)