「公園にて」/
宇野康平
ああ、あああ。
うう、ううう。
杖を付きながら歩いている。3本の足。
という詩を朗読している老人は、日比谷公園
のベンチでうたた寝をしている。
悪夢でうなされている。
ああ、あああ。
うう、ううう。
鳩が邪魔な奴と、糞をかけた。
そのとき
老人は夢の中でプールを泳ぐ
気持いい夢を見ていた。
《劣の足掻きより:
http://mi-ni-ma-lism.seesaa.net/
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