演歌詩 ? 「雪しぐれ」/月乃助
 
は、火の粉をちらす

いっそ三途のはてまでも あなたの腕に

とこ夜を舞い願い そこは浄土の

雪しぐれ


     
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嘘のことばを ききたくて

夜の終わりを 恨んでは

吐息の透(しろ)さを 確かめながら

せめぐあなたを 憎めたら

心のやいばに きいてみる

 月うさぎ 雲隠れ 心のうちに雪がふる
 焚きしむ炎の 闇のさき

黎明の戸をひらく 鳥の音に 浅い眠りが、尽きるなら

目を閉じたまま あんたに、涙をみしゃしない

とこ夜を舞い願い そこは後世の

雪しぐれ







 



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