演歌詩 ? 「雪しぐれ」/
月乃助
{引用=
はじめは、
つねの細雪
里がつきる雪の原
月あかりが
白い影をひく
素足(はだし)の人待ちすがたは、
女夜叉
夜めにも妖しい
うつくしさ
*
* *
*
*
* *
凍てつくつぼみの 小夜衣
冬の肌の つめたさに、
知らぬ誰かが、残り香は
あなたの背に 爪をたて
愉楽の波に 身をまかす
指をかみ 乱れ髪 追いかける雪の群れ
のぼりつめ 揺れまどう
瞳の影に あらがう躯(からだ)は、
[
次のページ
]
戻る
編
削
Point
(4)