演歌詩 ? 「雪しぐれ」/月乃助
 
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はじめは、
つねの細雪
里がつきる雪の原
月あかりが
白い影をひく
素足(はだし)の人待ちすがたは、
女夜叉
夜めにも妖しい
うつくしさ


   *
 
      * *

         * 

     *          
           *  *



凍てつくつぼみの 小夜衣

冬の肌の つめたさに、

知らぬ誰かが、残り香は

あなたの背に 爪をたて

愉楽の波に 身をまかす

 指をかみ 乱れ髪 追いかける雪の群れ
 のぼりつめ 揺れまどう

瞳の影に あらがう躯(からだ)は、
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