詩の感想/番田 
 
る際に、画像のみだったり、画像と文章、あるいは文章のみや電話という風に伝え方は人ぞれぞれ違ってくるわけだが、文というのは、そこでは非常に柔らかな意味合いを伴ってくるのがわかった。画像のみのメールと言うのは、いつもコミュニケーション上では非常にキケンなもののように思われた。多くは風景であったり仲間といたりする写真なのであるが、その多くは受信者に対して饒舌かつ皮肉な印象を与えるように感じさせることが多い。それに比べ、文のみのメールというのは、さらりとしていて、とらえどころのない流動性を秘めているのである。電話はそれ以上に柔らかさをもっているのだが、立ち止まって人と話すこと自体、伝える手段としてはなかなか難しいわけである。

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