神様を殺す旅にでた/こめ
世紀末はどこかで霰が降るらしい
いつかこの変わらない天が
何年か後は蒼の色を忘れてしまうのかな
揺れながら人を避けながら
それでも踊るのは何故だろう
ゆらりゆらりゆらゆらり
アーケード内のシンメトリーで
揺らめく体は影法師
そこから伸びる細いクモの糸に捕まって
毒の牙から逃げるように
逆さまの世界を地面地面へ向かった
煙りを上げる原子力発電所
その高い煙突から
サンタは入りそのせいで
核兵器が子供達に配られたのであろう
点から見える世界を鉛筆でなぞり
その絵画は絶賛割引中
知らない所でアドベンチャー
わからないからきびだんご片手に
悪魔と死神と閻魔を連れて
愉快 に天国に神さまを殺す旅にでた
ゆくさきざきで沸き上がる
黄色い悲鳴を交しながら
光を握り潰しながら
輝く一本未知を
狂喜悪喜殺意を連れて
紛れながら探す
世界の創造者を
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