小詩集「失われた電詩人」/バンブーブンバ
 


それらは
はげしく遠のいていった
そして
遙かなランドスケープ
のなかに
なにかわずかに散らばっている
とっても暗い
交差があった





タイピングの骨
改行の肉

冷たいオマージュ
の余白
電子の墓
の上
の閃光
そして





そして
ひとつの孤絶



そして





そして
ひとつの
永遠に重ならない視差
の狭間に
なにかかすかにそよいでいく風の
閃光

そして

そして
また




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