小詩集「失われた電詩人」/
バンブーブンバ
1
それらは
はげしく遠のいていった
そして
遙かなランドスケープ
のなかに
なにかわずかに散らばっている
とっても暗い
交差があった
2
タイピングの骨
改行の肉
冷たいオマージュ
の余白
電子の墓
の上
の閃光
そして
3
そして
ひとつの孤絶
の
翼
そして
4
そして
ひとつの
永遠に重ならない視差
の狭間に
なにかかすかにそよいでいく風の
閃光
翼
そして
そして
また
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