詩に関する雑文、あるいは恋文/bookofheaven
 
うことに気づいて嬉しい自分がいるんだ」}と、意識しはじめた異性でも同性でも、誰かを思う詩だ。
 ほんの少しでも、自分と重なる部分を見つけて、「それだけでそれだけで嬉しい」とつぶやく、そんな気持ちを君は共感してくれるだろうか。
あの時の電話の様子では無理かな。
 知っているかな、銀色夏生といえば、中高生が好みそうな恋愛詩や友情詩が主なんだ。当然、知っている人はほのかな異性への気持ちを連想したろう。
実は私は別に君を好きだとも何とも思っていなかった。
この詩にしても、気を置けない友人にあてはめて考えていた。だから、当時男友達ほどに仲良かった君からのメールと、同時に月を見上げていた自分の関係を
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