booked will/月乃助
 
に まかせ
 小声をかわす 
 少女達の 聖域化された修学場でしかない


人は、紙の本のなぐさむる ぬくもりの質感 と
 もたらされる重力に、
 物語の 発する引力らしきもの
 それを欲するものだと ひとり信じていました


進歩はいつも 旧き人間たちをおきざりにする


慈しみに、


かえすがえす


永遠の 眠りのおとずれの時 


この身を、図書館に埋葬していただければ、

 
本のまにまに 物語のそのうちふところを
 わたしは、
 そぞろ歩きしとう
 ございます






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