booked will/
月乃助
に まかせ
小声をかわす
少女達の 聖域化された修学場でしかない
人は、紙の本のなぐさむる ぬくもりの質感 と
もたらされる重力に、
物語の 発する引力らしきもの
それを欲するものだと ひとり信じていました
進歩はいつも 旧き人間たちをおきざりにする
慈しみに、
かえすがえす
永遠の 眠りのおとずれの時
この身を、図書館に埋葬していただければ、
本のまにまに 物語のそのうちふところを
わたしは、
そぞろ歩きしとう
ございます
}
戻る
編
削
Point
(8)