僕の過去のことだとか/番田
していつも感じ、ふと、家へ帰りたいと季節の変わり目に思う。だが街はもの凄い数の人の波であるように思う。それにしても、自分のことは、何をしていても見失いがちだ。僕は、街のどこに向かって時の中を歩いていくだろうかと思う。帰る故郷も、行く先に残っているようには思えない。そして、駅前に溢れる人の波。今後僕は、日本の社会はルンペンのような人が増えると予想している。生きることに何の意味がある。アイフォンで情報をやりとりしている子供たち。刻一刻と現れては消えていく店の名前。そしてそんなことを考えている通り。むしろ、消滅えていくことがわかっているとでもいうように。
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