僕の過去のことだとか/番田
、街を行く人を見ているとそれがわかるようにも思える。すれ違う人の声や言葉、過ぎていくものについてを考えている。ルーズソックスをはいている人を今日は階段で見かけた。その多くがネットに負けている、雑誌の特集記事。街は雑誌の記事よりも流行に敏感なのだ。生である声の方が、いつもリアリティを持って自分に対して響く。
僕はそんなことを考えながら、コミュニケーションの重要性をいつも意識する。それは、木や水や、川でも良いのかもしれない。そんなものを、社会に出ると失ってしまう。ネットの情報を手に入れたくなる。いつも、ネット社会の中では、自分のことを見失いがちなものだ。僕はわがままな生き物だと、人間に対して
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