多義性のデザイン(アスパラガスさん讃3)/渡邉建志
かずに別の映像処理をする。たぶん、このニワトリは、多義性を担う
一つの役割だと思う。そのまま一義的に貼りついてもらっては困るもの。
部屋のカーテンにニワトリがスプラッタしてるのにさわやかにスケートなどできるものか。できはしまい。
ニワトリは「ぶつかって」いるわけではなく、「貼りついて」いる、
しかも「白く」。
だから、そこに衝突性はなくて、もっとすぱっと、貼りついた気がする。
窓への3次元的衝突ではなく、カーテンという布へ。だから2次元的な、
ど根性ニワトリな感じもする。
と思ったら、
晴天の下
家でニワトリを
焼いて食べてきたガールフレンド
とや
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