多義性のデザイン(アスパラガスさん讃3)/渡邉建志
ンクを考える。
まず、晴れてる。冒頭。
晴天の下
きみの部屋のぶあついカーテンに
冬を越えたものたちが
白く貼りついた
冬を越えたニワトリが
きみの部屋のカーテンに
白く貼りついた
白く貼りつくさ
冬を越えたものだけが
3回も白く貼りついているし、3回も冬を越えている。2回のきみの部屋のカーテンに、
「ぶ」あついカーテン(意外とあっさりコロキアルな表現を入れる詩人の特徴について、
前回指摘したようにおもう。ここでもこれはとてもきいている)に、
ニワトリ(!)が貼り付く。という絵はそのままではあまりにもグロテスクだから、
僕の脳内はそれを描かず
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