朝のできごと/
Lucy
るさいので、「なんなの」と顔を向けると、怒った顔で「いいから来い、早く来いって。」と、あまり急ぐので「どうしたのいったい」と言いながらしぶしぶついて行くと、「早く早く」と走るので、
また何かめんどうなことでも起きたのかと、走ってついていくと、東側の廊下の窓のところまで行って私を振り向き「みれ。」と指さす
雨の晴れ間に二重に重なってくっきりと大きなみごとな虹・・・。
《「蒼原」18号(1990年、8月)掲載》
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