Stage /服部 剛
(いきよう、いきよう、いきよう)と――
この体中に張り巡らされた、血の管を
絶え間なくも流れゆく
命の声は何処へ往く?
昨日?
今日?
明日?
いや、今だ――
(今・ここ)を何時も、旅の出発点に
リズムで動き、自らを踊り、
目の前に現れる、今日の仲間に
軽い言葉のボールを投げるなら
唯一無二のセッションは始まるだろう
変えよう…!
何の変哲も無い、日々の場面を
僕と、あなたで、織り成すメロディーが
一枚の絵画として描かれ
いつか遠くに甦る
あの美しい夢となるように
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