芸術家と結婚する/
朝焼彩茜色
ない 予告もない かもしれない
私は同じ屋根の芸術家
時に貴方に分かって貰えないと 寂しくなる
すぐに脱いでさしあげるのに
私は芸術家と結婚する それは危険な爆発
芸術家の伴侶は素敵凡人の単細胞が相性がいい 精神の乱れのない強い人
けれど貴方云ったわ 粘土ならやってみたいと
いつか遠い未来 世界遺産の巡りも終えたら
貴方は轆轤を回している 頭にタオルを巻いて
私は側で悉曇章をなぞりながら 貴方を見ている
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