山の学校 ー秋ー/
Lucy
あかねにきらめく雲母の
ひとひら
水面に
さかさまの
稜線
今も
背伸びしている梢
憎しみだった
どこから
逆流したのか
痩せ細る
影を滲ませ
それは 確かに
あったと
出会いと
別れの 美(かな)しい記憶に
カムフラージュして
わたしを
追放しつづける
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