琉球の秋 第二章/朝焼彩茜色
 
うりずんを引き伸ばしたような 潤いに手が届かない
密かにささやかさを歩かす 琉球の秋

和心を仄かに潜る紅葉は ダイバー達が潜る珊瑚礁
汗の止まらない蒼穹に 優しげな瞳を投げる 琉球の秋

性格を洗い人格を見極め 心入れ替える 新たな入門と門出を
此処で培った 大地の珊瑚の島 藍染がグラデーションを泳ぐ

零れ流した想いを 念に乗せ 轟かし また機会を得たい
帰れない海続きの時は 想い馳せ 永遠の南風の原の囁きを植える

弧を描き引き伸ばす 凍えない暖かな懐の柔い贈り物
大きな瞳に長い睫 こりの深い俤 縁に愛

 どのように泳ぎ切ったか おぼろげに海草が揺れる 私の余
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