ウェルカムなこの星 /朝焼彩茜色
 
う微調整

 どうしても 同極を吸う磁石のように 似ている心の糸を辿る 羅針盤
 しかし どうにもウェルカムなこの星 蛇のように密度は高まるばかり

 嘆きは 久しい

 どうにもウェルカムなこの星 郷に従っているのだろうか
 蛇のように密度を高める人間達は ここの郷に従っているのだろうか

 疑問でならない 切れ長なものは心を悟り 泣きながら 拳をふる

睨んでなんかない 睨むなんてできるはずがない 

捌け口は拳の汗

長い髪を弾きながら 進んで進んで 正しさの阿吽を微調整してゆく

長い道のりかもしれない 羅針盤は嘆くと逃げるから

また凛が深みを増すことが出来た頃

長い髪を結い 白の紐をつけ 頬紅を染め 唇には韓紅
その姿で ウェルカムと頷いているかもしれない
 
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