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兎田 岳
沢山の洋服につつまれて、刺すようだった冬の寒さに思いを馳せながら、一人あるく夏の夜の高揚感をまた覚えながら、見知った土地で、この二本足ではたかが知れているけれど、どっちに行ってみようかしら、途中缶ビールでも買ってみるのもたまにはいいかもしれない、と思案する、そんな夜があってもいい。
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